2)洗浄剤に関係する用語や法律の定義について |
KB値 |
洗浄力の指標として用いられる値で、トルエンを100とした場合の樹脂溶解力の強さ(比較値)を表しています。 |
沸点 |
液体を加熱する過程で、ある温度を超えると蒸気層が形成されますが、この時の分岐点となる温度の事。 沸点が低い程、扱いが難しくなります。 |
引火点 |
洗浄剤を一定昇温で加熱し、これに火炎を近づけたとき瞬間的に引火するのに必要な濃度の蒸気を発生する最低温度。 |
表面張力 |
洗浄剤の表面張力は対象物への界面浸透力と相関関係があり、表面張力が低い程、洗浄性が高まります。 |
消防法 |
爆発または燃焼する恐れのある危険物を分類した法律で、炭化水素系やアルコール系洗浄剤は第4類(引火性液体)に属します。 |
代替フロン |
オゾン層への影響から、すでに製造が禁止された特定フロン(クロロフルオロカーボン略称:CFC)の代替として産業利用されているフッ素系材料のハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)類とハイドロフルオロカーボン(HFC)類のことで、HCFC-141bやHCFC-225等が代表的な製品。HCFCはモントリオール議定書により2020年までに生産中止が義務付けられており、HFCは京都議定書により2020年に15%減(2005年比)の方針が打ち出されています。 |
PRTR法 |
有害性のある多種多様な化学物質がどのような発生源からどの程度、環境中に排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握・集計・公表する仕組みです。 |
化審法 |
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」が正式名称。 1973年制定された有害性のある化学物質の製造や輸入・使用を規制するための法律 |
有機則 |
「有機溶剤中毒予防規則」が正式名称。 有機溶剤の安全基準を定めたもので、労働安全衛生法に基づいて制定された厚生労働省令(第36号)です。 |
水濁法 |
「水質汚濁防止法」が正式名称。 公共用水域及び地下水の水質の汚濁の防止を目的とした法律です。 |